『集まると使える』刊行記念トーク@京都
 富永京子(立命館大学准教授)×羽鳥嘉郎(演出家)


日時:2018年12月26日(水) 19:30−
場所:MEDIA SHOP | entrance
入場料:¥1000
http://saha.fun/

「けのび」の代表を務める演出家・羽鳥嘉郎が、初の編著『集まると使える—80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』の刊行を記念し47都道府県トークツアーを開催。現代の演劇的な諸実践や運動について、多様な視点から議論を重ねていく。
京都編のゲストには、社会運動論を専門にする立命館大学准教授・富永京子を迎える。富永は、社会運動を中心とした政治参加が、個人の生活とどのように関連しているかを中心に研究している。
『集まると使える』は、アマチュア演劇、身体障害、ジェンダー、第三世界、反差別などのキーワードから選択されたインタビューを計8本再録し、1980年代の演劇論に新たな視座をもたらそうと試みた書籍。大量の註やコメントを付し、当時に関する知識なしでも読むことができる。
同書の「はじめに」は、現代アート情報ポータルサイト「ART iT」にて閲覧可能。
https://www.art-it.asia/top/admin_ed_news/192738

【登壇者プロフィール】

富永京子/1986年生。日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、立命館大学産業社会学部准教授。社会学的視角から、人々の生活における政治的側面、社会運動・政治活動の文化的側面を捉える。著書に『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)『社会運動と若者』(ナカニシヤ出版)がある。
https://kyokotominaga.com/

羽鳥嘉郎/演出家。1989年ブリュッセル生まれ。2009年より「けのび」代表。京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT フリンジ企画「使えるプログラム」ディレクター(2013−2014年度)。TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 アシスタント・ディレクター(2014−2017年度)、「アジアン・アーティスト・インタビュー」プロジェクト・マネジメントなどに従事。立教大学現代心理学部映像身体学科兼任講師。上述の「使えるプログラム」の運営を担った89年生まれの人々を中心に「サハ」を結成。2018年度より「演劇エリートスクール」を企画・運営。チーム名はメンバーの頭文字に由来する。

【書籍情報】

羽鳥嘉郎 編『集まると使える—80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』
価格:¥ 2,300 +税
ISBN 978-4-907239-37-4
出版社:ころから株式会社
編集協力:サハ
http://korocolor.com/book/atsumarutotsukaeru.html